ギュタースロー地区のロックダウン
6月23日(火)ノルトラインヴェストファーレン大臣大統領(首相)のArmin Laschet氏は6月30日まで1週間ギュタースロー地区を封鎖することを発表しました。ノインラインヴェストファーレン州ギュタースロー地区のレダヴィーデンブリュックにあるTönnies社が運営する主要な食肉生産工場でコロナウイルス(COVID-19)が大規模に発生したためです。6月17日、Tönnies社の何百人もの従業員がコロナウイルス陽性であったため、同社施設は閉鎖されました。今日までにTönnies社の従業員7,000人のうち1,600人以上が陽性であることが分かっています。 Tönnies社の全従業員とその家族は、ギュータースロー地区で隔離されています。 ギュタースロー地区を管理する政治家はCOVID-19の蔓延を回避するため、夏休みまですべての学校と保育所を閉鎖することを即座に決定しました。
Verlに所在するBeckhoff Automation本社も、ギュタースロー地区にあります。さらに、同地区にあるGütersloh-AvenweddeとHerzebrockの町に生産拠点があり、運営を維持しています。幸いにもオペレーションに大きな影響はありません
「私たちは従業員の健康を保護、維持するために、また100%の生産オペレーションを実現するため、今回のローカルロックダウンよりもずっと前から広域にわたる安全対策を講じてきたことを、顧客、パートナー、およびギュタースロー地区の市民に報告した思います。 」と、オーナーのHans Beckhoffは説明します。これによりベッコフは社内での感染を防ぐことができ、2月末にドイツで最初の新型コロナウイルスが発生して以来、機能を完全に維持してきました。
「特に、当社の本拠地であるギュタースロー地区はパンデミックの影響を強く受けているので、ウイルスのさらなる蔓延を食い止めるためにあらゆる努力をしていることを改めて強調したいと思います。これまでのところ、当社では感染は発生しておりません。現在、スタッフ全員を検査しています。すでに320人の従業員がCOVID-19の検査を受けており、すべて陰性です。 ギュタースロー地区の工場で働いているさらに1,000人の生産従業員がすぐに検査を受ける予定です。Hans Beckhoffは、これに続いて、3月以降あるいは安全対策の一環として先週水曜日以降、在宅勤務をしているすべての従業員の検査を実施します。
2交代制シフトによる生産業務の時間的および空間的な分離と、オフィスワークの少なくとも80%を在宅勤務に移行しましたが、ベッコフはすべてのサービスを100%お客様に提供可能です。 「現在、通常の生産量を扱っており制限はありません。すべてのお客様の注文は予定通り生産され、通常納期で提供可能です。」とHans Beckhoffは念を押します。セールス、サポート、サービス網も完全に機能しており、COVID-19による制限はありません。 「すべてのお客様は、これまでどおりの連絡先でいつもの担当者と連絡を取ることができます」とHans Beckhoffは述べます。
ベッコフはまた、通常どおり開発プロジェクトと研究活動を継続します。Hans Beckhoffは次のように述べます。「この非常事態に、私たちは一貫した対策と責任ある行動で対処しなければなりません。ベッコフが企業としてこれを行うことができるという事実は、3月以降のパンデミックの初期のフェーズですでに証明されています。」ベッコフがCOVID-19の安全対策を慎重に軽減していくことを決めたのは6月の初めになってからでした。その時点で、感染発生率は横ばいの兆候を見せたためです。先週の水曜日以降、Verl、Avenwedde、HerzebrockのBeckhoff Automationは、3月末に実施されたすべての対策に戻しました。
「厳しい衛生ルール、在宅勤務、感染グループの絞り込みを可能にする生産設備での2交代制または3交代制シフトに加えて、従業員の責任感にも依存しています。私はベッコフの全従業員が私生活においてもソーシャルディスタンスおよび私的な旅行の制限を遵守すると確信しています。出張は正当な理由で例外的に許可され、ここVerlの拠点への外部からの訪問者の受け入れも、絶対に必要な例外的な場合にのみ制限されます。」とHans Beckhoffは述べています。
上述の対策の影響を受けるのは、ドイツのギュタースロー地区のベッコフの拠点のみです。ドイツのその他の拠点および海外の子会社およびオフィスは、今回のTönnies社のコロナウイルス発生の影響を受けず、各地域に適用される規制の範囲内でフルサービスで稼働します。