Beckhoff receives the 2024 German Sustainability Award
Germany's sustainability pioneers have been chosen
横浜オフィス(本社)
ベッコフオートメーション株式会社
+81 50 1790 1111
info@beckhoff.co.jp
www.beckhoff.com/ja-jp/
Germany's sustainability pioneers have been chosen
人類は着実な発展を遂げ、世界規模で経済が繁栄していることは幸せなことです。しかし、これは同時に原材料やエネルギーに対する需要を高めます。私たちの惑星はこれらを無限に生み出すことはできません。したがってすべての人々の需要を満たし、エネルギーと資源の使用量を削減するためには、生産プロセスを継続的に改善する必要があります。これは世界中のすべての分野のエンジニア、例えば機械工学、水処理、医療技術、エネルギー管理など、あらゆる分野のエンジニアが結集して乗り越えるべき課題です。ベッコフは確信しています。「... エンジニアが世界を救わなければなりません!」
ベッコフオートメーションは、このために必要な基本的な技術を提供します。私たちのPCベース制御技術は、極めて短いサイクルタイムを実現し、マシンのスループットを改善し、生産性が向上します。高性能なCPUは、複雑なアルゴリズムの最適化を実現します。ITとオートメーション技術の相互作用により、両者の長所を組み合わせて最新のクラウドおよびエッジアプリケーションに簡単に統合できます。最新の科学的な発見は、ベッコフの制御技術に不可欠な人工知能や機械学習などを搭載したコントローラーで実用化できます。
私たちの技術によって、プロセスを最適化し生産効率を向上できます。これはエネルギーと原材料の消費量を削減し、品質と費用対効果を向上することを意味します。環境を守ることと経済の発展は、互いに相反するものではなく、同時に実現できるものであるとベッコフは確信しています。
私たちが企業として地球を守るために最大限貢献できること、それはイノベーションです。私たちのイノベーションの多くは、風力発電、太陽光発電、バイオガスプラントなどの「グリーンエネルギー」の生成に使用されています。特に風力発電の分野において、世界中の風力タービンの大部分でベッコフのコントローラーが採用され、制御を最適化するために使用されています。風力発電にはベッコフのテクノロジーが結集しています。経験豊富なエンジニアや科学者が発電量の最適化に継続的に取り組んでいます。
ベッコフ製品に関連したプロジェクト以外にも、環境保全やカーボンニュートラル、天然資源の持続的利用に向けたさまざまな対策にも取り組んでいます。
未来志向の製品と技術により、お客様による持続可能な生産と資源の効率的活用を実現します。この目標は、私たち自身の行動にも反映されています。Beckoff Automationは、世界中のすべての拠点において気候に対し中立な生産と運営を行っています。
国際エネルギー管理規格 ISO 50001
Beckoff AutomationとBeckoffグループのSmyczek GmbHは、2016年からエネルギー管理システムの運用に成功しています。両社は、国際エネルギー管理規格 ISO 50001に基づき認定されています。また、グループ会社の1つであるFertig Motors GmbH社では、DIN 16247に基づくエネルギー監査が定期的に実施されています。エネルギー管理の成功により、会社内のエネルギー消費を監視し、省エネ対策を実施し、エネルギー効率を継続的に改善することができます。たとえば、近年においては、建物やインフラにおけるエネルギー効率を向上させることができました。これは、エネルギー効率の高い照明の使用、屋根の改修時における建物の断熱、または夏季の製造建屋の冷却に役立つ自動夜間冷却設備によって実現されました。これにより、Beckoff Automationは法的義務を果たすともに、連邦政府の目標であるエネルギー改革の達成に貢献しています。
徹底した再生可能電力への切り替え
当社は、ドイツのすべての拠点およびSmyczek GmbHとFertig Motors GmbHにおいて、合計で約15GWhの電力調達を98%再生可能電力に切り替えました。新規のプラントでは、風力および太陽光発電による再生可能電力の発電が行われています。当社の総電力需要のうち7%にあたる年間約1100MWhを独自の太陽光発電システムから調達しています。当社は、再生可能電力に切り替えることで、再生可能エネルギー源からより多くの電力を生み出し、CO2排出量削減に貢献しています。再生可能エネルギーによる電力を利用することで、年間約9,300トンものCO2排出を削減しています。
会社の日常におけるサステナビリティ
すべての大規模な対策に加え、環境の対する、小さいながらも多くの責任ある行動も効果を生んでいます。当社では従業員一同、毎日少しでも環境により優しくするよう努めています。当社の社員食堂では、主に地域の新鮮な食材を使用しています。これにより、不要な輸送を回避することができます。また、持ち帰り用としては、焼成砂糖またはコーンスターチから製造した持続可能なパッケージを採用しています。
また、会社が所有する車両を段階的にハイブリッド車や電気自動車に切り替えています。現在、すべての車両のうち75%が電気自動車またはハイブリッド車となっています。さらなる電気自動車の調達が計画されています。同時に、フェルル市における充電インフラの継続的な拡張に取り組んでおり、196を超える充電ポイントがすでに設置済みで、さらに多くの充電ポイントが計画されています。
当社では、毎年エネルギー消費量を記録し、回避が困難な部分をCO2換算で算出しています。このデータには、企業活動の結果として当社の全世界の拠点で発生するすべての排出量が含まれます。すなわち、あらゆるエネルギー源、水の需要量、必要となる原材料、発生する廃棄物とリサイクル、飲食物、出張に関連する活動、および従業員の勤務先への通勤が含まれます。
右の図は、全世界中のBeckhoff Automation、Fertig Motors、Smyczekの2022年現在における温室効果ガスバランスを示しています。合計で16,339トンのCO2e(CO2換算)が排出されました。
温室効果ガスデータは、国際的に認められた基準である「The GHG Protocol: A Corporate Accounting and Reporting Standard(GHGプロトコル:企業会計および報告基準)」に基づいており、会社の「運営管理」下にある気候に影響を及ぼす温室効果ガスが含まれています。計算に使用されるデータの基礎としては、ecoinvent 2.2と評価方法 IPCC 2007 (GWP 100a)が適用されています。
回避が困難なCO2排出量を補うため、企業に自主的なCO2補償策を提供し、GHGプロトコルに基づき企業の温室効果ガスデータを評価するmyclimate Deutschland gGmbH財団を支援しています。
気候保護プロジェクトには、森林再生事業や、補償支払いによる補助金なしでは実現不可能な高エネルギー効率技術の提供などが含まれます。これにより、化石燃料の使用に起因する排出量を他の場所で削減できます。当社は、気候保護プロジェクトの認証における世界的な規範として認められ、持続可能な発展に貢献するプロジェクトである「高効率調理器具とソーラークッカーで緑の島へ」(マダガスカル)に積極的に関与しています。
このプロジェクトは、マダガスカルの住民に対し、補助金によって支援された高効率調理器具を販売することを目的としています。これにより、島の森林の急速な伐採が抑制されます。効率調理器は、直火に比べ木材の消費量を半分に削減します。調理器具が販売されるごとに、5年間の耐用期間で年間約2.3トンのCO2排出が削減されます。プロジェクトにおける気候保護への貢献と現場での持続可能な発展に関する詳細は、SDGインパクトレポートに記載されています。
Beckoff Automation、全世界のすべての支店やオフィス、Smyczek GmbHおよびFertig Motors GmbHは、回避が困難なすべての排出物に対する補償を行うことで、全世界において気候中立な拠点と呼ぶことができます。
「もしハチが地球上からいなくなると、人間は4年以上生きられない。ハチがいなくなると、受粉ができなくなり、植物がいなくなる。そして動物がいなくなり、人間がいなくなる。」1949年のアルバート・アインシュタインによるこの言葉は、小さな黒と黄色の昆虫の大切さを物語っています。
ヨーロッパのミツバチ (Apis mellifera)は、主にヨーロッパ 、近東、アフリカに自生しています。ミツバチは蜂蜜や蜜蝋を生産するだけでなく、受粉によって人間の食糧供給に決定的な影響を及ぼします。ミツバチ、野生のハチやその他の昆虫は、果樹、きゅうり、イチゴやヒマワリなど、作物や野生植物の大部分に受粉します。
ミツバチの大量死にひそむ多くの原因
今日ミツバチの大量死はいたるところで発生しています。野生のミツバチはほとんど残っていません。さまざまな原因によって生命を脅かされている小動物たちは、養蜂家がいなければもはや生存できません。農業による殺虫剤や有害農薬の散布、気候変動やミツバチの過剰繁殖も世界中のミツバチの個体数減少に影響をあたえています。 ミツバチの生存をサポートするため、私たちは約50,000匹のマイクロエージェントを ベッコフ本社があるフェアルに持ち込みました。
ハチの巣のレンタル
養蜂家のMarion Domke氏は、ミツバチ救済のために画期的なコンセプトを考案しました。それは企業や団体、個人にミツバチのコロニーをレンタルすることです。私たちはすぐにこの取り組みに賛同し、2018年4月に最初の2つのコロニーをフェアルの敷地内の新たな家に引っ越しさせました。現在では8つのコロニーをレンタルし、養蜂家のMarion Domke氏が定期的に立ち寄ってハチの巣の状態を確認しています